当院での手術は全て日帰りで行い、通院で術後の治療を行います。
白内障手術
白内障とは目の中にある水晶体というレンズが濁っている状態です。主に加齢の為生じます。手術は濁った水晶体を取り除き、水晶体が元々入っていた袋(水晶体嚢)の中に、人工の水晶体(眼内レンズ)を挿入します。手術時間は通常10~15分程度で、点眼麻酔を使用し痛みはほとんどありません。
ご希望に応じて笑気吸入鎮静器をご利用頂けます。追加料金はかかりません。
当日は眼帯をしてご帰宅頂き、翌日の受診時に眼帯を外す事ができます。月曜日もしくは火曜日の午後に手術を行い、手術翌日、金曜日、術後1週間、2週間、1か月後の通院が必要です。
眼内レンズは保険診療の単焦点レンズのほか、遠く、中間距離、近くの3か所にピントが合う多焦点眼内レンズ(選定療養)、遠くから近くまで5か所にピントが合う多焦点眼内レンズ(自由診療)までご用意が可能です。詳しくはお問い合わせ下さい。
緑内障手術
繊維柱体という眼内にある部分を切開する方法で行うことができます。白内障と同時手術をすることが可能です。安全性が高く、緑内障点眼薬1種類分程度の眼圧を下げる効果が見込まれます。
笑気吸入鎮静器
笑気吸入沈静器をご用意しております。低濃度の笑気を鼻から吸入することでより安全にリラックスした状態で手術を受けられます。各種手術を受けられる方よりご好評頂いております。効果は吸入中止後1‐2分で消失します。
後発白内障手術
白内障手術を受けた当初はよく見えたが、徐々に見えにくくなった方は後発白内障が発生している可能性があります。後発白内障とは白内障の手術後、数か月~数年後に起こる人工レンズを包む水晶体嚢の濁りで視力低下の原因となります。濁りはレーザーで痛みなく取り除く事ができ、手術時間は5分程度です。術後は眼帯無しでご帰宅頂けます。
翼状片手術
翼状片とは白目の組織が異常に増えたものです。白目のところに黒目が掛かるできものがある方はその可能性があります。徐々に黒目に近づいて行き、最終的には黒目を覆い見えなくなったり、乱視が増えたりしてしまいます。進行しすぎないうちに翼状片を切除して治療を行います。手術時間は15分程度で、手術翌日、1週間後の通院が必要です。